produced by 株式会社共立合金製作所 / エバーロイ商事株式会社

お電話からのお見積り・お問い合わせ

0120-901-190

設計開発事例

輸送機器用 特注エアジェットノズルでエア消費量改善

納入業界 自動車 搭載先名称 洗浄機
用途 水切・乾燥 導入効果 噴射物 消費量改善
ノズル名称 エアージェットノズル 噴霧・噴射流体 エアー

お客様の課題・ニーズ

自動車の樹脂部品の乾燥工程を設けた洗浄機において、従来は銅パイプを用いた乾燥を行っていました。

銅パイプを用いることによる問題点は、エア消費量に対する乾燥効率が悪いことです。エアコンプレッサー3台を使用し樹脂部品を乾燥していましたが、電気代やメンテナンス代など、ランニングコストが上昇しており、また、新ライン導入時にエアコンプレッサーを追加設置しないといけないなど、コスト面の課題が発生していました。

当事例のお客様は、機械構造を大きく変更することなく、低コストの改造により乾燥効率を向上させる方法を模索されており、当社にお声かけ頂きました。

提案内容

銅パイプは内部が直進構造で大気噴射後のエアーの減速が大きいため、エア消費量に対する乾燥効率が低下していました。そのため、大気噴射後に減速の少ない構造を持つエアジェットノズルを提案しました。

噴射距離200mmで、既存のパイプと同風速、かつ一番空気量の少ないノズルを選定しました。標準ノズルを形状変更なく納入すると乾燥工程の機械構造を大きく変更する必要があるため、既設パイプに取り付け可能な構造にカスタマイズすることを合わせて提案しました。

試作・評価試験

まず、当社試験装置で噴射距離200mmでの既設パイプの風速を測定し既設パイプと同様になるエアジェットノズルを選定しました。そして、噴射距離200mmの位置で風速・衝突力試験を実施することで、最適なノズルであることを確認しました。

ノズルをパイプに取り付けるため、形状をカスタマイズした特注エアジェットノズルの試作品を製作し、実機に取り付けテストを行い、乾燥具合とエア消費量の関係性をデータ化したところ、従来の銅パイプと比較し2/3のエア消費量に改善されたことが分かり、当ノズルにて導入させて頂きました。

導入効果・当社のサービス

パイプからエアジェットノズルに変更することで、乾燥効率が向上しエア消費量を大幅に改善することができました。設備構造を大きく変更することなく、パイプにノズルを取り付けるという簡単な改造で上記効果を生んだため、投資対効果が非常に高く、お客様に非常に満足頂いた事例となります。安心してノズル化頂けるように、衝突力試験や風速測定を行い、データによって効率性向上を提案したことも評価頂きました。


当事例のように当社は、エアーノズルの設計開発、試作品製造、測定試験を行うことが可能で、お客様の要望に合った、そして+αのエアーノズルをご提供させて頂くことを約束します。エアーノズルを用いた乾燥工程で、課題をお持ちの皆さま、お気軽にお問合せください。


他の設計開発事例をみる

お気軽にご相談ください

スプレーノズル・エアーノズルソリューションナビを運営するエバーロイは、
設計開発技術と解析・評価試験技術に圧倒的な強みを持ち、お客様の要望にマッチしたノズルを提供してまいります。

技術資料ダウンロード

これまで培ってきた実績・ノウハウをもって皆さまに高付加価値なノズルを提供いたします。

資料ダウンロードフォーム

お見積り・お問い合わせ

よくあるご質問

過去お客様より多くお問い合わせいただく内容を掲載しています。

詳しくはこちら